2019年9月29日日曜日

研修会

昨日は午後から娘が通う事業所で開催された「摂食・嚥下障害の基礎と応用」の研修会に参加しました。事業所のスタッフの方と一緒に、利用者家族も数名参加でした。
講師は湘南ホスピタル栄養科管理栄養士の林 静子さん。
スライドを使い、摂食・嚥下障害の基礎知識や嚥下障害の日常的発見法や、摂食・嚥下障害のグレード(藤島のグレード)の説明など、初めて学ぶことがいっぱいでした。食品・料理の物性や、食べにくい食品・料理、トロミ調整品の特徴なども説明がわかりやすく、有意義な研修会でした。低栄養になりがちな高齢者や障害児・者に、このような栄養ケア・マネジメントがきちんとなされていくと、もう少し機能の改善や、QOLの向上につながると思いました。最後に食品の物性を体感するため、それぞれの嚥下ピラミッドに対応した市販の嚥下調整食品を試食させてもらいました。物性を体感しつつ、やはり味が気になるようで「おいしい」とか「甘い」とか言いながら試食していると、講師の方から「物性を体感してください」、「家での食事の参考にしてください」というアドバイスが聞こえました。これからは、医療や療育などの専門職は、学会分類2013での分類が共通語として用いられるようです。ムーブメント教育・療法で、重症児・者のアセスメントとして用いられている、MEPAーⅡRのフェイスシートに書いてある日常動作の食事の質問事項の形態も(普通・きざみ・マッシュ・その他)という表現ではなく、きちんとこのようなグレードに訂正してほしいです。長い間、私が疑問や不満に感じていたことが、改善されていることを知り、この研修会に参加できたことに感謝です。

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