小型トランポリンを買って四ヶ月目。毎日、夕食づくりの合間に5~10分、娘と揺れ遊びをやっています。1メートルくらいの直径のトランポリンですが、耐荷重が110キロ。
娘を中央にあぐら坐位で座らせ、その後ろに私が立って揺れています。
はじめの頃は、終わると足がガクガクするほどでしたが、毎日の練習は素晴らしい効果があるようです。
ムーブメント活動での感覚モダリティと運動スキル
重症児(者) は、身体運動に著しい遅れと偏りがある。少しでも不利な点を補い、動きを拡大できるよういするには、身体がもっている感覚を可能な限り働かせるようにすることである。感覚が機能するためには身体の運動が必要である。つまり身体運動の発見が鍵となる。身体運動が感覚を刺激し、それが新たな運動の引き金となる。そこに感覚運動の統合が生じる。ムーブメント活動は、多様な感覚モダリティを楽しく経験できるところに特徴がある。
重症児(者)に多い寝たきり状態ではそれが不可能である。そこで後述する「抗重力姿勢」「前庭感覚刺激」「身体像の形成」に結びついた感覚運動の活動が必要になる。これらの感覚はすべてムーブメントの関わりによって可能である。
「抗重力姿勢」は、筋肉、関節に緊張を与え、頸部、躯幹、上肢の運動発達を促すために必要である。このためのムーブメントとしてトランポリンやプールでの活動がある。
「前庭感覚」は、身体の揺れ運動により刺激される。これが中枢神経系(脳幹)を賦活化する。揺れ運動は、加速度、回転性、垂直性の運動バリエーションがあり、スイング系や回転系遊具などでのムーブメント活動に結びつけられる。
「身体像」は、身体全体に分布している触感覚や筋感覚の刺激により促される。身体に触られたり、触ったりするムーブメントで身体像が育ち、それが身体意識の発達につながる。
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